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【声明】 「特定秘密保護法」に反対し、この法律の廃止を強く求めます。

私たち児童青少年舞台芸術に関わる団体は、「特定秘密保護法」に強く反対し、この法律の廃止を強く求めるものです。

 この法律の内容は、外交、防衛、経済活動などの分野における行政上の情報を、政府や当局が秘密裏に特定秘密に定め、その解明や情報開示に迫ることに関わる活動や研究をも、犯罪行為として罰することのできるものであり、「国民の知る権利」や自主的な調査活動などに大きな制約を課するものです。また、「秘密」の解除期間についても、60年を経ても明らかにならないことなど、杜撰で危険な内容を秘めた法律であることが国会の審議でも明らかになっていました。

 この法律が施行されれば、民主的な社会に欠かせない自由な言論・表現活動は、大きな制約を受けることが懸念されます。戦前、「治安維持法」下で、文化芸術活動に携わった団体や芸術家は様々な弾圧を受け、国策文化への強要を迫られた忌まわしい歴史をもっています。児童青少年舞台芸術に携わる私たちは、私たちの活動が制約や弾圧を受け、子どもたちを戦争へ駆り立てる役目を負わされるような社会が作られていくことを断じて許しません。

私たちは、子どもたちが豊かな文化芸術を享受し、平和な社会で健やかに育つことを願う者として、この法律の廃止を強く求め、同じ思いを持つ多くの人々とともに行動することを表明します。


 

               2014年1月30日

 

日本児童・青少年演劇劇団協同組合
特定非営利活動法人日本青少年音楽芸能協会
一般社団法人全国人形劇団協議会
                  国際児童青少年演劇協会日本センター
全国児童・青少年演劇協議会

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