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【声明】   私たちはいかなる戦争にも反対します。

 

 

 閣議で集団的自衛権行使を容認することが決められました。  
日本の国が直接攻撃を受けた場合でなくても、他国での戦であっても「自衛のため」という 理由で参戦することができると、憲法の解釈が変更されてしまいました。    

日本国憲法の前文には「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」と謳われています。  そして憲法第9条には「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と高らかに宣せられています。  安倍内閣が閣議決定した集団的自衛権行使容認は、この憲法の精神に反しています。  

憲法第9条があり、多くの日本国民がその憲法を大切にしてきたからこそ、世界の国々は日本のことを、戦争をしない安心な国だと考えています。  戦争をしないということは、殺されたり殺したりしないということです。私たちは、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有する」とする憲法を誇りに思います。だからこそ私たちは、命を大切にし、人を愛し、人と仲良くすることをメッセージにして、東日本大震災後も助け合い、自助・共助努力していく願いを込めた劇を創り、子どもたちに届けてきました。    

私たち大人は、子どもたちの未来に責任を負っています。  日々子どもたちに向きあう私たちは、この決定をだまって見過ごすことで、  私たちを歓迎してくれている子どもたちから「嘘つき」と言われたくありません。  私たちは子どもたちが「武器を持ち戦う姿」を見たくありません。  世界中の子どもたちが戦争で傷つくことを許せません。  

全児演(全国児童・青少年演劇協議会)は集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対であることを表明します。

 

                                                                               2014年8月1日

 

        全国児童・青少年演劇協議会 運営委員会

 

            運営委員長 松 本 則 子

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