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【声明】子どもたちに平和な社会をわたすために「戦争法案」に 断固反対します。

 

 私たち全国児童・青少年演劇協議会(全児演)は、お芝居や人形劇などの舞台芸術を子どもたちに届けている仲間たちの集まりです。  
私たちがお芝居を通して子どもに届けている心は「夢」「希望」「未来」です。  
政府が今国会で成立させようとしている安全保障関連法案は、日本が戦争しやすくするための 「戦争法案」です。
これでは子どもたちに「夢」「希望」「未来」を保障できません。  

「夢」「希望」「未来」は平和な社会にあるものです。
日本国憲法は平和な社会を謳っています。 憲法9条は戦争を放棄すると宣言しています。
しかし、安倍政権は、この9条の精神を踏みにじろうとしています。
日本を守ってくれるアメリカが攻撃されたら日本は支援する行動に出ると言っています。 そのような集団的自衛権の行使は憲法違反だと国会が招聘した憲法学者が全員証言しました。 それに対して与党の政治家は、政治は学者がするのではなく政治家がするのだと反論しました。 反対意見には耳をかさず、「戦争できる国」に向かって直走っているとしか思えません。

政府に批判的なマスコミを「懲らしめる」という最近の与党の政治家の発言は、「戦争のできる国」 は自由な言論や表現がおさえつけられる国でもあることを、はっきり示しています。
子どものための舞台芸術に関わる私たちの活動の基本である自由な表現をおびやかす「戦争のでき る国」への道は、何としても食い止めなくてはなりません。

日本を守るのに、私たちは武力を使うことを選びません。
武力は武力を連鎖していきます。
武力で立ち向かうのではなく、戦争放棄を謳う憲法を持つ私たちは武力を止める行動の先頭に 立って行くべきだと考えます。

子どもに平和な社会と「夢」「希望」「未来」を届けるために、 私たち全国児童・青少年演劇協議会は今国会で提案されている「戦争法案」の廃案を要求します。  


 

                                                                               2015年7月11日

 

               全国児童・青少年演劇協議会

 

                運営委員長 松 本 則 子

                           

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